気づいた日のこと、先生の言葉、きゅうりに隠した粉薬
おしっこがピンク色だった。
モルモットを飼っている人が、たぶんいちばん検索したくない言葉で、ここに来たのだと思います。うちもそうでした。
2026年6月、うちのごまお(グレーの子です)が血尿を出しました。診断は膀胱炎と、膀胱結石3mm。この記事は、その日から今日までの記録です。
先にお伝えしておくと、治し方の記事ではありません。「うちの子に、うちのかかりつけの先生が言ったこと」と「うちがやったこと」を、そのまま書きました。ごはんの用意や家計のついでに、できる範囲で続けてきた記録です。
気づいた日のこと
色と、小さな鳴き声
最初に気づいたのは私でした。6月22日、ごまおがおしっこをするときに小さく鳴くことに気づきました。いつもの「プイプイ」とは違う、短い声でした。

その日すぐに病院へ行き、先生に触診してもらいましたが、お腹などは張っておらず、「水分を摂って様子を見てください」と言われました。
ところが2日後、ペットシーツにうっすらとピンク色の跡があるのを見つけました。もう一度病院に連絡し、連れて行くことになりました。



食欲も元気もあった。だから迷った
ややこしいのは、食欲も元気もふつうにあったことです。ごはんは食べる、動く、鳴く。「気のせいかもしれない」と思う余地が、いくらでもありました。
うちの場合は、元気があることは「大丈夫」の証明になりませんでした。
かかりつけの先生に言われたこと
(ここから先は、うちの子に、うちのかかりつけの先生が言ったことです。同じ答えになるとは限りません。)
膀胱炎と、膀胱の石3mm
診断は膀胱炎+膀胱結石3mm(2026年6月24日)。病院で触診のあとに超音波検査をして見つかりました。


3mmと聞いても、大きいのか小さいのか、最初は分かりませんでした。先生によると、結石としては「とても小さいほう」だそうです。
言われたのは、まず犬猫用のおしっこをよく出すサプリと、膀胱炎の薬で様子を見る段階だということ。そして良くならないなら、手術も選択肢に入るということ。
翌週の7月1日の再診で「薬が効いている」と言われ、同じ薬とサプリを2週間追加。7月8日にも、薬の調整などで診てもらいました。

「お世話のせいじゃないですよ」

先生はこう言ってくれました。ごまおの体質で、カルシウムをおしっこに出す仕組みが、この子はデリケートなのだと。
同じケージ、同じごはん、同じ水で暮らしているルルは、このときは何ともありませんでした。
もし今、同じ状況で自分を責めている方がいたら。うちの場合は体質だった、ということだけ書いておきます。まず病院へ行ってください。
AIに「どうして?」と聞いてみた
ごまおに結石が見つかったあと、私はAI(Gemini)に「どうして?」と聞いてみました。返ってきた答えは、こんな内容でした。
モルモットがもともと暮らしていた場所では、新鮮な草や植物を食べて、広い場所を走り回っていて、それが消化にもよかった。いまの飼育環境では、乾燥したチモシーを食べて、狭いケージで暮らすので、どうしてもできやすい体質になる。
本当かどうかは調べていません。それでも、水分と、動ける空間の確保には気をつけようと思いました。
低カルシウムのフードは「どっちでもいい」
調べると必ず出てくるのが「低カルシウムのフードに替える」という話です。うちも先生に聞きました(7月2日)。返ってきたのは「どっちでもいいですよ」でした。
これは、うちの子に、うちの先生が言ったことです。「替えなくていい」と勧めているわけでも、「替えたほうがいい」と勧めているわけでもありません。
資料には、こう書いてありました
せっかくなので、獣医さん向けの資料や、日本語の獣医師監修のページも読んでみました。(twopiggies調べではなく、よそから引いた話です)
- アメリカの製薬会社が出している獣医学の事典(Merck獣医マニュアル。日本からはMSD獣医マニュアルとしても読めます)の、獣医さん向けのページには、モルモットの結石は炭酸カルシウムが最も多い、来院のきっかけとして血尿が多い、そして再発が多いと書かれています。
- 予防としては、水を飲む量と、水分の多い野菜をとる量を増やすことが挙げられています。
- 日本語の獣医師監修のページ(exoinfo.jp)には、結石の原因として高カルシウムの食事・飲水不足・運動不足があること、カルシウムの石は薬では溶けにくく手術になること、そして再発しやすいと報告されていることが書かれています。
- 同じページには、結石が腎臓や尿管にあると、排尿の症状が目立たず、食欲が落ちる・元気がない、といった分かりにくい形で出ることがあるとも書かれています。
読んで思ったのは、うちの先生の「体質ですよ」も、「フードはどっちでもいい」も、資料の言い方とぶつかってはいないということです。
※フードを変えれば防げるのかどうかについては、確かなことを言えるほど、うちは読めていません。
うちがやったこと
ごはんは、薬が終わってから変えた
治療中は、ペレットを変えませんでした。理由は3つです。ストックのペレットがまだあったこと。薬とフードを同時に変えると、どちらが効いたのか分からなくなること。変えるのは、次の選択肢として取っておきたかったこと。
ストックがなくなったところで、カルシウムが低いものを探して、OXBOWのペレットに切り替えました。ペレットのことは「モルモットの飲み水にビタミンC、うちはやめました」にも書いています。
いちばん大変だったのは、薬を飲ませること
診断の日より、手術の心配より、毎日いちばんしんどかったのはこれでした。
飲ませたのは「膀胱炎の薬」と「おしっこをよく出すサプリ」です。サプリは粉で、甘くありません。そのままでは飲まない。抱っこしてあげようとすると、嫌がってすぐ逃げます。
たどりついたのが、この方法です。
きゅうりのスライスを、真ん中だけくりぬく。そこに粉を入れて、フタをするように渡す。

きゅうりは水分もとれるので、一石二鳥でした。これを朝と晩の2回、何週間も。

病気の記事には「治療費」や「通院」は書いてあっても、「毎日2回、逃げる子にきゅうりをくりぬく時間」はあまり書いてありません。でも、いちばん体力を使ったのはここでした。
いくらかかったか
- 初診(6/24):診察、超音波検査、薬・サプリ1週間分で 10,120円
- 再診(7/1・7/8):診察、薬・サプリの追加や調整などで 計7,370円
- その後(7/25):薬2週間分で 4,620円
- 8/15:診察、超音波検査、薬・サプリ2週間分(ルルとごまおの2匹分)で 20,900円(この日はルルが膀胱炎で受診し、ごまおの薬とサプリも一緒にもらいました)
(サプリ代込みです)
ひと夏たって、いま
6月末に始まって、8月末にごまおは薬を飲み終わり、いまは観察期間です。その後は2匹とも血尿や鳴き声も出ておらず、元気です。
石が完全に消えたかどうかは、うちでは分かっていません。だから「治った」とは書きません。
今も続けていること(メモです)
- おしっこの色を見る(ケージ掃除のときに)
- おしっこのときに鳴かないか、聞く
- 体重を測る(2匹とも)
「毎日必ず」と決めると自分が苦しくなるので、気づいたときに、できる日はという気持ちで続けています。
ルルも膀胱炎になった
8月、ルルも膀胱炎になりました。きっかけは、26時間の停電のストレスだったと考えています(→ 【モルモットの防災実録】停電の記事 に書きました)。ごまおとは別の経過で、8月15日ごろから薬を飲み、8月末には終わりました。
こうなったら、すぐ病院へ
- おしっこのときに悲鳴のような声を出す
- 血尿(ピンクや赤)
- うんちの形がいつもと違う(割れてるもしくは柔らかい)
- 背中を丸めて、痛そうにしている
- 食欲が落ちた/元気がない(排尿の様子が普通でも、資料には「分かりにくい形で出ることがある」と書かれていました)
おことわり
この記事は、うちの1匹に、うちのかかりつけの先生が言ったことと、自分で調べたことの記録です。正しいとも、間違いとも言えません。参考までに読んでもらえたらうれしいです。診断も治療も、その子によって変わります。
どのやり方も、その子のことを思って選んできたもの。いちばん近くで見ている飼い主さんと、かかりつけの先生の判断を大切にしてください。気になったら、まず病院へ。
調べたところ
- Merck Veterinary Manual「Noninfectious Diseases of Guinea Pigs」(獣医さん向けのページ)https://www.merckvetmanual.com/exotic-and-laboratory-animals/guinea-pigs/noninfectious-diseases-of-guinea-pigs
- exoinfo.jp「モルモットの尿路結石」(獣医師監修)https://www.exoinfo.jp/health/967/
※イラスト・一部の画像はAIで生成しています。写真は実際のルルとごまおです。
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